金時草は葉の色が金時芋の赤紫色に似ていることから名づけられました。
「キントキグサ」ではなく「キンジソウ」と読みます。
独特のヌメリはモロヘイヤ、ツルムラサキ、オカノリなどによく似ていて、夏の葉物野菜が少なくなる時期に重宝する健康野菜です。
東南アジア原産で、日本では熊本の水前寺で栽培されていましたが、現在は石川県金沢市を中心に栽培され、加賀野菜として流通しています。
加賀野菜 金時草
沖縄では「ハンダマ」、熊本では「スイゼンジナ」、愛知では「式部草(シキブソウ)」と地域で様々な呼び方をしています。
関西のスーパーでは見たことないですね。
私も見たことないわ
みなさんの地域ではどうでしょうか?
金時草の栄養・効果
- アントシアニン 金時草の葉の紫色はアントシアニン(ポリフェノールの一種)が含まれていて、強い抗酸化作用があり、血糖値を抑える効果やアンチエイジング効果があるとされています。
- カロテン
- カルシウム
- ビタミン
- 鉄分
などが豊富に含まれています。
疲労回復効果が期待できますので、夏バテにはもって来い!ですね。
金時草はキク科の野菜です。何となく同じキク科の春菊の風味を感じます。春菊にツルムラサキのヌメリを足した感じでしょうか。初めての方にも抵抗なく美味しく食べられる野菜です。
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調理
- 炒め物(ごま油との相性もgood!)
- お浸し
- 天ぷら
- サラダ
夏の食欲が無いときは、さっと茹でて三杯酢がおススメ!(*^-^*)
栽培・収穫時期
当農園では、6月頃~11月頃まで収穫できます。収穫期間が長く、暑さに強い野菜です。
本州では種子が作られる前に寒さで枯れてしまいますので、種は採れません。挿し木で増やしましょう。宿根草なので冬でも根は生きています。4月頃暖かくなると芽が出てきますので、10㎝くらいでカットして水に挿せば10日~2週間程で発根します。
金時草は生命力が強いから直接土に挿してもOK!
まとめ
夏は葉物野菜が少なくなります。金時草は暑さに強くアントシアニンを多く含み、夏バテ予防に是非取り入れたい食材のひとつです。鮮やかな赤紫色が食欲をそそり、簡単に調理できるのも魅力的です。肉と炒めてお弁当🍱、お浸しで日本酒🍶、天ぷらでビール🍺 最高ですね!