ナスといえば千両ナスのような濃い紫色の茄子をイメージしますが、最近ではヘタの部分が緑色の米ナスやゼブラ模様したイタリアのナスなどバラエティに富んできました。今回、紹介するナスはブラジルのナス「ジロナス」。ナスの概念が変わります!

ジロナス
| 科名 | ナス科ナス属 |
| 学名 | Solanum aethiopicum |
| 英名 | jilo/scarlet eggplant |
| 和名 | ジロ、ジロナス、エチオピアナス (和名は、まだ定着していない) |
| 原産地 | 西アフリカ |
ジロナス(Jiló)は、ブラジルでよく食べられている茄子で、苦味が強いのが特徴。16世紀から19世紀にアフリカから持ち込まれて定着したようです。形は楕円形のものや丸いもの、色は薄緑、濃い緑、オレンジなど様々です。
病害虫の被害は少なく、日本の茄子よりも作りやすくて生育も旺盛。火を通すと、とろ~として濃厚な味わいを楽しめます。小さなお子様には向きませんが、ゴーヤやフキノトウの苦味が好きな人はハマるでしょう!
通常、「ジロ」と呼びますが、日本ではなじみがなく、見た目からは茄子だと判断しにくいからなのか、「ジロナス」と呼ばれることもあります。
当農園では、ナスであることが商品名で認識してもらいやすいように「ジロナス」とさせていただきます。
栽培
当農園では、8月~10月に収穫しています。生育旺盛で放っておくと2メートルくらいまで生長してしまいます。ある程度の所で株を整えたほうがいいでしょう。根張リが良く、病害虫被害に強くて育てやすい野菜です。

直売所でも見かけることは、ほとんどありません。

㊤ タイナス(マクワプロ)
㊦ ジロナス

タイのナス、マクワプロとよく似ています
タイのカレー(グリーンカレー)に使われるタイナスの代用として、ジロナスカレーも美味しいです。カレー好きの人は是非!おすすめです!
赤くなった実は、固くて美味しくありません(インスタリール参照↑)。生長が早いので、こまめに収穫しましょう。
調理
炒め物、カレー、天ぷらによく合います。今回は、天ぷらを作ってみました。


皮は、硬めですが気になるほどではありません。

日本のナスと比べて、水分が少ないのでベチャっとなりません。

ビールと相性抜群!



マシシも同じくアフリカからブラジルに持ち込まれ、定着した野菜です。
まとめ
「苦いナス」 なかなかイメージが湧いてこないと思いますが、一度食べるとクセになります。
ジロナスは、タイでよく食される「タイナス(マクワプロ)」に苦味を足したような感想です。少し白茄子のようなとろみも加わり、揚げ物は非常に美味です。小さいお子様には向いていませんが、フキノトウやゴーヤのような苦味が好きな人は、ジロナスの虜になることでしょう!



ナスの台木で、「トルバムビガー」という品種がありますが、茎の質感がよくにています。ナスの台木としても利用価値があると個人的には思っています。