2016年の終わりから火が付いたパクチーブーム。パクチー料理専門店が大人気になりましたね。
その時、パクチーをはじめて食べて好きになり、ずっと食べ続けている人も多いと思いますが、まったく受け付けない人も。
強烈な香りが「大好き派」と「大嫌い派」まっぷたつに分かれるのは面白い現象です。
そこで、今回紹介する野菜はもちろん「パクチー」・・・ではなく「パクチーファラン」
パクチーファラン?
パクチーファラン
パクチーファランは従来のパクチー同様、東南アジアや中南米で香味野菜としてよく調理されています。
タイやベトナムで何かわからず食べた人も多いでしょう。葉がギザギザでノコギリコリアンダーとも呼ばれ、触るとチクっとします。栽培中、病気になることはなく、害虫被害もほとんどありません(カタツムリくらいかな?)。
栽培・収穫時期
5月~11月に収穫できます。
従来のパクチーとは違い真夏でも収穫できます。冬は地上部の葉は枯れるが根は生きていて、春になると新芽が出てきますので、宿根草ということになります。
1月中旬
・露地栽培のパクチーファラン
地上部の葉は枯れていますが、中心部はまだ生きています。
・ビニールハウスのパクチーファラン
出荷できるほどの生長スピードではありませんが美味しくいただけます。
意外と寒さに強いです。露地でも霜が降りる頃まで収穫できます。
その後、2月に葉が枯れて露地栽培は春に芽が出ませんでした。
ハウス栽培は葉が枯れても春に再び芽が出てきました。
露地でもトンネルで覆えばOKかも(*^-^*)
調理
東南アジアではトムヤンクン・フォー・ラープ・生春巻などに、中南米では鶏の煮込み料理によく使われます。炒め物、焼きそばなどの麺類にもよく合い、硬い葉は細かく刻んで焼肉のタレに入れるとパクチーの香りで肉の旨味を引き立てます。醤油に漬けこんでもgood。インスタントラーメンにも数枚入れるだけで東南アジア風になり美味しくなります。あなたのセンスでいろんな使い方をして下さい。
焼きそば
刻むと香りがさらに広がります。
天ぷら
結構チクチクする
パクチー苦手な人でも天ぷらはイケるかも
天ぷらってどんな食材でも合う
「パクチーファランの天ぷら」ウマいです!
まとめ
パクチー大好きなパクチストでも「パクチーファラン」を知らない人は多いと思います。
まずスーパーでは手に入りません。
鉢植えでも栽培可能なので種か苗をネットで購入し、ベランダ菜園に挑戦してみてはいかがでしょう。
その際は、大きめの鉢を用意し、冬はビニールで保温するか部屋の中で管理することをおすすめします。
パクチー大好き♪
ベランダで育ててみよう!
パクチーファランは花茎がたくさん咲きます。葉を長期収穫するために、花茎を摘んで葉の生長を促しましょう!