四角豆は熱帯アジア原産のマメ科の植物で沖縄ではうりずん豆、シカクマーミとも呼ばれます。本州ではあまり馴染みのない野菜でしたが、味の良さと緑のカーテンとしても人気が出てきて、ホームセンターでも苗を見かけるようになりました。油との相性が良く天ぷらは絶品です。根も食すことができ、サツマイモのように根が肥大します。
四角豆
丹波やさい大塚農園の四角豆
真夏に収穫できる貴重な豆です。断面が四角形なので四角豆と名付けられました。英語ではwinged bean(翼豆)と呼ばれています。
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栄養
ビタミン、カルシウム、カリウム、マグネシウム、カロテン、食物繊維などが豊富に含まれていて、同じマメ科の大豆に匹敵する栄養価といわれています。
料理
茹でてサラダ・炒め物・天ぷら・スープなどに使われます。
筆者のオススメはなんといっても天ぷら
天ぷらって野菜の味が薄くなりがちですけど、四角豆は揚げることによって香ばしさと食感が引き立てられるような感じがします。
天ぷら
四角豆の天ぷらは格別
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歯ごたえと香ばしさが美味しい♡
サラダ
さっと茹でてサラダに
出典:cookpad
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マヨネーズとよく合う!
栽培・収穫
当農園では8月下旬~10月下旬頃に収穫。
熱帯アジア原産の豆なので種まきは十分気温が上がる5月上旬ごろ(ゴールデンウィーク)に播種します。
大きくなり過ぎないように通常10㎝~15㎝で収穫し莢ごと食します。
四角豆の種 本葉3~4枚で定植
ゴーヤを栽培する感覚で支柱を立てます。垣根仕立てか棚仕立てでOK。
垣根仕立て
葉が茂りだすと風の影響を受けますので倒れないように補強した方がいいでしょう。
四角豆の花
薄紫色のスイートピーに似たキレイな花を咲かせます。
コリコリとした食感と香ばしさが四角豆の特徴。次々と実がなります。葉に隠れて収穫し忘れると大きくなりすぎて、かたくて食べられたもんじゃありません。10㎝~15㎝が食べ頃といったところでしょうか。小さくても水分不足で実がかたくなることもありますが感触で判別できます。
放っておくとどんどん大きくなります
まとめ
熱帯アジア原産の四角豆は沖縄ではうりずん豆として昔から食されていました。近年、本州でも徐々に直売所などで見かけるようになりましたが、まだまだレア野菜です。比較的栽培は容易なので数年後にはスーパーで見かけるようになるかもしれませんね。花がキレイなのでグリーンカーテンとしても是非利用したいものです。