畑にぷかぷか浮いている物体。宇宙いも?なんじゃそれ?という声が聞こえてきそうです。私もはじめて見たときは、ナニコレ?でした。蔓をみるとムカゴみたいだけど何だろうと思っていたら・・・・・ムカゴでした。ただし、大きさは何倍あるんでしょうか?100倍以上余裕でありますね(;^ω^)
宇宙いもとは?
宇宙いもは、東南アジア原産とされるヤマノイモ科の一種で、長芋や自然薯などと同じ仲間です。サイズはバラつきがあり、卵くらいのものから大きいものだと赤ちゃんの頭ほどにもなる巨大なムカゴです(^_-)-☆
英語ではエアーポテト(Air potato)。日本では日光種苗が「宇宙いも」として種芋や苗を販売しています。
まるで隕石のような巨大なムカゴが沢山とれるヤマノイモ科の植物です。
ツル性植物なので緑のカーテンとしても利用できます。
出典:日光種苗株式会社
そんな巨大なムカゴをどうやって食べるんでしょうか?
調理
- 炒め物
- 揚げ物
- 煮物
- 汁物
- 炊き込みご飯
- カレー
- けんちん汁
- コロッケ
- 磯辺焼き
などいろんな料理に利用できます(*^-^*)
私のオススメは素揚げ
ジャガイモの様につるんとした形ではなく、岩のようにごつごつしていますので、皮は剥きにくいです。私は皮ごと食べますが、気になる方は剥いてください。揚げてからでも簡単に手で取り除けます。
素揚げ
ホクホク感とムカゴ特有のヌメリが美味しいです。
炊き込みご飯
宇宙いもは巨大なムカゴですので、つまりはムカゴごはんです。
お好みの大きさで楽しめますね(*^-^*)
宇宙芋で炊き込みご飯 by うーぴん
炊き込みご飯、美味しそう♡
栄養
- ポリフェノール
- 食物繊維
- カリウム
などが豊富に含まれています。
栽培・収穫
4月中旬頃の霜が降りなくなってから植え付けましょう。弱酸性で水はけのよい土壌を好みます。山芋と同様に7月下旬に追肥をすると大きく育ちます。プランターでも育てられるのでベランダ菜園も可能です!
芽が出てきたら植え付けて大丈夫です。
8月 まだ普通のムカゴの大きさです。9月に入るともうこんなに大きくなっていますがまだ緑色。まだまだ成熟していませんので食べられません。
ゴーヤのようにグリーンカーテンとして人気があります
茶色く成熟してきました。宙に浮いている姿が隕石のように見えることから「宇宙いも」と名付けられたようです。当農園の収穫期間は10月中旬~11月。(寒さに弱いので霜に当たると弱ってきます)
保存
翌年の種イモ用として保存できます。
失敗談
山芋を保存する時と同様と考えていて発泡スチロールにもみ殻を入れ屋外の風の当たらないところに保存していました。ところが、2017年11月~2018年3月にかけての寒波で山芋は大丈夫でしたが、宇宙いもは腐ってしまいました。
宇宙いもは山芋よりも寒さに弱いということでしょう。保存は屋内の方が良さそうです。冷蔵庫の上が一番最適な保存場所ですね。
保温という意味ではもみ殻でもOKです。家の中に保存するということで、もみ殻だと暖かくなってきたら何らかの虫が孵化しそうな気がして・・・・念のためパーライトを使用しました。
パーライトはホームセンターで購入できます。
まとめ
畑に浮いている不思議な物体の正体は、巨大なムカゴ宇宙いも。よく見るとムカゴそのものです。直売所でもなかなか見かけないレアな植物です。ホクホクとした食感で少しヌメリがありとても美味しく、ポリフェノール・食物繊維・カリウムなどが豊富です。根は広く張らないので、プランターでも栽培可能です。つる性植物なので支柱が必要ですが、グリーンカーテン(緑のカーテン)として近年人気が出てきました。4月頃から種イモが出回っていますので、家庭菜園に取り入れてみてはいかがでしょうか?