沖縄の伝統野菜、長命草は「一株食べたら一日長生きする」といわれる、沖縄では歴史のある健康野菜。本島などでは「サクナ」、「チョーミーグサ」与那国では「長命草(チョウメイソウ)」と呼ばれますが、学名は「ボタンボウフウ(牡丹防風)」です。いろんな呼び方があって困りますね(;^ω^)
本州ではほとんど出回っていませんが、健康効果が優れていることから非常に注目されていて、健康食品メーカーなどがサプリメントなどの健康食品として販売しています。
長命草は栄養価抜群
長命草はパセリ、セロリ、パクチー、人参などと同じセリ科の植物で、ビタミン、ミネラル、食物繊維、カロテン、カルシウム、ポリフェノールなどの栄養価が高く、高血圧、整腸作用、 動脈硬化、抗酸化作用、腎臓病、神経痛、風邪、喘息、利尿、滋養強壮などに効果があるといわれています。
免疫力アップ!!
大事なのは健康寿命(*^-^*)
沖縄では古くから煮込み料理などで食べられてきた超健康野菜で、ヤギ汁などの臭み抜きに使われています。
しかし、なかなかヤギ汁を作ることはありませんよね。
他にどういった使い方ができるのでしょうか?
長命草の使い方
- 天ぷら
- 和え物
- スープ
- 刺身のツマ
- 煮物の臭み消し
- スムージー
などに使われます。
今回は、農園で収穫した長命草を天ぷらにしてみました(*^-^*)
色の濃い葉や大きくなり過ぎた葉は硬くて繊維が多く、食べられたもんじゃありません。なるべく若い葉を使います。
【畑で試食した感想】
セリ科独特の香りがします。セロリが嫌いな人は長命草も無理なんじゃないかな?という感想です。非常に香り高く「臭み消しに利用」「スーパーフード」というのは納得です。
味が強すぎるのでサラダでモリモリ食べるのは不向きかな?
天ぷら
やわらかい葉のみ使います。茎の下の方も硬い(スジがある)ところがありますので切り落としましょう!包丁を入れたときの感触でどこまで落としたらいいかわかると思います。
左の濃い色の葉は硬く、右の色の薄い葉はやわらかい やわらかい葉のみ使います 下の方は切り落としましょう
これはイケる(^_-)-☆
ポタージュ
長命草と里芋のポタージュ by ピースママキッチン
これは美味しそう(*^-^*)
ポタージュにすると苦手な人でも抵抗なく食べられそうですね。健康志向の方にお勧めのレシピです!
栽培・収穫
超レア野菜長命草
長命草はセリ科の野菜で沖縄では海岸に自生しています。生命力が強く病害虫被害はあまりありません。(食害はキアゲハの幼虫ぐらいかな?)生育旺盛で明日葉のような植物です。大きくし過ぎると葉が硬くなってしまうので注意が必要です。
まず本州のスーパーでは売られていません。
当農園の収穫時期は5月頃~11月頃です。大変珍しい野菜ですので認知度は低いですが、知っている人は真っ先に飛びつく商品です。
セリ科の種の形ですね 生育旺盛
意外と寒さに強く、霜が降りてもしばらく枯れず本格的に寒くなってくると徐々に枯れだしてきます。地上部の葉は枯れますが、地下の根は生きていますので、3月中旬頃から新芽が出てきます。
3月
冬に枯れ、春になると再び芽が出ます。
ベランダで栽培
アパートでも栽培できます。大きめの鉢(深め)を用意しましょう。
まとめ
今回の野菜は、超健康野菜の長命草。長寿の県、沖縄では古くから使われてきた植物です。一株食べたら一日長生きするといわれるほどのスーパーフード長命草は、大手製薬会社もその効果に注目しサプリメントにするほどです。香り高く苦手な人も多いと思いますが、天ぷらにすると美味しくいただけます。「健康は食から」です。健康志向の方、これから食生活を見直そうと考えている方、美容食に興味のある方に超オススメの一品です。