ビーツは世界三大スープ、ロシアの伝統料理「ボルシチ」で有名です。
高い栄養価が注目されている西洋野菜で「食べる(飲む)輸血」「奇跡の野菜」といわれ、栄養を豊富に含んでいるスーパーフードです。
見た目がカブに似ていることから、赤カブと呼ばれることもありますが、ビーツはヒユ科(旧アカザ科)なのでホウレン草の仲間です。ビーツの葉の味はホウレン草そのもので、鉄分が豊富に含まれています。
缶詰等の輸入品で見かけることもありますが、国内のビーツはあまり流通していません。直売所で見かけたら是非ビーツ料理に挑戦してみてください(^-^)
ビーツの栄養・効能
特に注目されているのは、「NO(エヌオー)」とよばれている一酸化窒素です。
エヌオー?聞きなれない言葉ね。
NOエヌオーは血液の流れをよくするだけでなく、血管を柔軟にして脳卒中や心臓病の原因となる血栓を予防する働きがあります。
また、筋力・持久力・疲労回復力アップに効果があるといわれ、アスリートやモデルにも大人気!その他の栄養も豊富で、毎日摂り入れたい野菜です。
- リン
- ナトリウム
- マグネシウム
- カリウム
- 鉄
- カルシウム
- 亜鉛
- 銅
- ビタミン類
- パントテン酸(ビタミンCの働きをサポート)
- 食物繊維
- 葉酸(妊婦に必要といわれている栄養素)
など栄養豊富!
調理
調理が難しい野菜だと思われがちですが、意外と簡単で色が鮮やかなので、料理の幅もぐんと広がります。
細かく刻めば生食もOKですが、火を通した方が美味しくいただけると思います。今回は、ビーツの茹で方を紹介しましょう!といってもただ茹でるだけなのですが・・・(^^;)
ビーツの皮は剥かずに茹でましょう!
皮を剥くと色素が流れてしまうので、そのまま鍋へ。少量のお酢、レモン汁を入れるとキレイに茹で上がります。茹で時間はビーツの大きさによります。小さければ10分程ですが、大きければ30分以上かかります。爪楊枝で火の通り具合を確かめましょう。
鍋に水とビーツを入れる 茹でる 爪楊枝が通ればOK
火が通ったら、湯は捨てずに冷ましてからそのまま冷蔵庫へ。
調理するときに皮を剥きましょう。(手で簡単に剥けます)
食べやすい大きさにカットしてマヨネーズが一番簡単です。
ポテトサラダに混ぜたり、ゆで汁でゆでたまごを作るとキレイなピンク色に。
ビーツの葉も栄養たっぷり!
葉付きで売られていたら、捨てずに調理しましょう!葉も栄養たっぷりです。捨てるなんてもったいない(>_<)
スイスチャードやほうれん草と同様に調理できます。
ビーツの葉
葉付きビーツ 黒豚のポークソテーローズマリーオイル 葉ビーツとほうれん草のバチュール ナスのグリル トマトのクーリ添え
ビーツの葉はとても美味しいですよ!
↑真っ赤な色が苦手な方は白いビーツもあります。
シリンダービーツは輪切りしたときに大きさがそろいやすいのでおすすめです!
女性に大人気!スムージー
人参、バナナ、オレンジ、レモン、ハチミツなどお好みでビーツと組み合わせて、スムージーを楽しみましょう!
ビーツのスーパースムージー
栽培・収穫
ビーツは地中海沿岸が原産とされるヒユ科(旧アカザ科)の野菜で、スイスチャードやほうれん草と同じ仲間ということになります。葉の味もほうれん草そっくりで美味しいです。
当農園では、6月~7月 11月~12月に収穫できます。
ほうれん草を栽培するときと同様にpHは高めに調整します。
宅急便コンパクトは送料無料でお得です!
まとめ
まだスーパーでの取り扱いは少なく、栽培する農家もまだまだ少数です。当農園では、10年ほど前からビーツの栽培をしています。はじめはあまり売れませんでしたが、近年の健康ブームの影響かよく売れるようになりました。スーパーフードであることが認められているビーツ。いつか当たり前のように食卓に並ぶ日が来るのかもしれませんね(*^-^*)